漢検一級模擬テスト③
♢難易度☆☆☆(基礎がしっかりできていれば大丈夫?)
①読み(1~20は音読み、21~30は訓読み)
(30)1×30
- とうとう 弭兵 の時がやってきた。
- 其の狼は 孑然 として行く。
- 法華経二十八品の前半十四品を 迹門 という。
- 阨峡 な渓谷をなんとか抜けた。
- 罪人を武士が 斫刈 する。
- 岌岌 な岩壁を素手で登る。
- 秋には 梵砌 の紅葉を見に多くの見物人が訪れる。
- 大火事で一画が 焼畬 になった。
- 刹那、その 丫鬟 に懐かしさを覚え一瞥を向ける。
- 終始劣勢の 窘迫 した状態が続いている。
- 水難除けの 鷁首 だが、非常に禍々しい。
- キリマンジャロは 岑嵒 な山なので挑むには覚悟がいる。
- 萵苣 の農家が台風で大打撃を受けてしまったようだ。
- 鮴を 罟汕 した少年時代。
- ラグビーを 騁望 してくれているみたいだ。
- 恩師に 磬折 して感謝を伝える。
- 想像以上の 馳鶩 たる走りをみせた。
- 山茱萸 の花は春の季語である。
- 蝴蝶 が舞を踊る。
- 珍味である 熊臑 を初めて食した。
- 躄魚 がよちよち歩いている。
- 木が不思議な形に 樛がる。
- 莨 の生産量世界一は中国である。
- 百足に 螫される。
- 神木 奠りて 供物を捧げる。
- 膨らんだ 髱 が可愛らしい。
- 見事な装飾の 鐺 だ。
- 絶壁の 岫 にぽつんと木彫りの神像が置かれている。
- 子供が長靴を履いて 潦 を踏んでいる。
- 心 祺らか に余生を過ごす。
②書き(19,20は国字)
(40)2×20
- 終始一貫して ヒセキ の心 でやり抜いた。
- イアク に戻って策を練る。
- 日本は カサイ 列島とも呼ばれる。
- 夏の寄り合いで トウムシロ に座る。
- 彼は ブコク 罪の容疑で裁判にかけられた。
- 教会で カイシュン して気が晴れたようだ。
- テンテツ 機でレールを切り替える。
- 大嘗祭で ホウレン がお披露目される。
- 須臾を惜しみ、 ブアイ なる捷径に入る
- 入門の際に僅かばかりの ソクシュウ を納めた。
- カンレイシャ でカーテンを織る。
- 手が カジカんで 作業に集中できない。
- 線香の火を クユらす。
- この砦を攻略する為にまずは キョウトウホ を作る。
- 昨日の豪雨で河の流れが センセン としている。
- 小火が次第に センセン と燃ゆる火焰になった。
- 誹謗の為、シシュ たる過失すら突く小人物なり。
- 進路のことで詳しい先生に シシュ する。
- 弛まぬよう シンシ で布を留める。
- 立派な 緋オドシ だ。
③選択
(10)2×5
- 物事の多く寄り集まる所
- 下品で田舎びていること
- 天の法則
- 人として守るべき不変の道
- 賢者が死ぬこと
イリン/イシュウ/エキサク/エンソウ/
ケンコウ/シンショウ/テンケン/ヒヤ
④四字熟語
(20)2×10
( )渾金
( )孤独
( )狐裘
( )雀躍
( )遷革
沐浴( )
稲麻( )
鼓舌( )
家鶏( )
越俎( )
あんえい/かんか/さいかい/
だいほう/ちくい/はくぎょく/
ふすう/まじゅう/ようしん/やち
④-2 四字熟語の意味と読み
(10)2×5
- 知識や才能がなく、全く役に立たない人。
- 地位が低いこと。
- 粗末な服装。
- 多勢が口にしていると、あり得ないことでも事実になってしまうこと。
- 詩境の超脱したさま。
♢羚羊挂角
♢行尸走肉
♢荊釵布裙
♢万寿無疆
♢附贅懸疣
♢明窓浄几
♢一里撓椎
♢抱関撃柝
⑤熟字訓・当て字
(10)1×10
- 山梔子
- 草石蚕
- 金翅雀
- 海鞘
- 守瓜
- 山慈姑
- 竹根蛇
- 紫鰓魚
- 窃衣
- 帽額
⑥熟語の読み・訓読み
(10)1×10
- 粥獄…( )
- 粥ぐ…( )
- 説懌…( )
- 懌ぶ…( )
- 躋攀…( )
- 躋る…( )
- 勁章…( )
- 勁い…( )
- 肄業…( )
- 肄う…( )
⑦対義語・類義語
(20)2×10
- 離床⇄( )
- 杳窕⇄( )
- 直諫⇄( )
- 織女⇄( )
- 鸞鳳⇄( )
- 遊行=( )
- 乾坤=( )
- 巨擘=( )
- 従犯=( )
- 尺翰=( )
かんとく/ぎょうそ/けんぎゅう/
しきょう/しせき/しゅうじょく/
ねいてん/ひしゃく/ふうさい/ほうじょ
⑧故事・ことわざ
(20)2×10
- ギョウシュンの子に聖人なし
- 釣りして綱せず、ヨクして宿を射ず
- スイキュウの夢
- ヨウイ性命を司る
- ソウカの狗
- ヨウキュウ変ぜず
- 疾行にはゼンセキ無し
- キョウゲンは徳の賊
- ホウロウには松柏無し
- シンキタクイは至人にあらず
⑨文章問題(自主制作、短くしました。)
(20)2×10
(10)1×10
湖の沿岸と山に囲まれた路をずっと奥へ奥へ歩いていくと、随分奥地に入った所に a,彎入 した岸と急峻な山に挟まれた、①セイスイ な②ユウラク がある。
それはまるで b,諾威 の③キョウコウ のようである。
この地は他では民家の周りに石垣を巡らせており、他ではなかなか見ることのできないこと独特な異景を見ることが出来る。
港湾が近く、防波堤を越えてきた波を防ぐ役割をしているそうだ。
窓から村人の様子を c,覘望 すると、短い桟橋の上で衣類を d,雪ぐ 女性の姿が見える。
今は紅葉の時季で e,絳 が燦然と耀く景色を眺望できるが、もう少しすると豪雪に見舞われ、これまた風情のある f,瞻望 することができる。
g,爨婦 が私の好みを④シマ して用意した、温かい柚子入りの鴨蕎麦と、稚鮎と⑤モロコ の天麩羅の味を、この⑥ショウガイ が更に滋味深いものにしてくれる。
私は雲のように囚われず、h,翛然(範囲外でした) と i,流離って いたが、 j,駐箚 された訳でもないのにこの地に長逗留を決め込んでいる。
美しいものを見ると、何でもない私の筆でさえ、⑦ヒョウオウ のように輝いて見え、意欲も湧いてくる。
普段は⑧ハンブ な文を書いてしまう私も、ただ景色に対して率直な感想を綴るだけでいいので、⑨サンジュン する必要もない程、見事な⑩ソウキン たる詩文が次々と湧出してくる。
以上です。
合格ライン超えるには普通ぐらいの難易度だと思います。
諺が難しいですかね。
難問は結構難しいと思います。
少し忙しくて少し間隔が空いてしまいました。
ゆったりマイペースに作っていきますm(_ _)m
何か間違いなどあればご指摘下さるとありがたいです。
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